のぞみ日記

6月の大人の登園日 ~ガイア「図書コーナーを充実させよう!」~

6月の「大人の登園日」では、保護者グループ Gaia(ガイア) の皆さんにご協力いただき、「図書コーナーを充実させよう!」をテーマに活動を行いました。

のぞみ幼稚園には、園内3か所に図書コーナーがあります。子どもたちが自由に本を読み、調べものをしたり、絵本の世界に浸ったり、ほっと一息ついたりできる、園の大切な共有スペースです。

「もっとみんなが行きたくなる場所にしたい。」
「子どもたちがゆったり過ごせる空間にしたい。」

そんな思いから、子どもたちが自然に集い、協働できる小さな机や椅子を置く計画が始まりました。

園長先生からは、

「まずは『大人の登園日』で、自分たちの手で作ってみよう。」

という提案があり、ガイアの皆さんへ協力を呼びかけました。

当日は、段ボールやペットボトル、余り布、画用紙などの廃材を使いながら制作をスタート。

ペットボトルを活用した丈夫でかわいらしい子ども用の椅子や、色とりどりの布や画用紙で飾られた段ボールの机など、世界に一つだけの家具が少しずつ形になっていきました。

 

制作の様子

 

 

 

 

そうして大人主体で始まった制作でしたが、いつしか子どもたちも自然と夢中になり、ものづくりの輪が広がっていきます。

「ここには何があるといいかな?」
「こんなのもできた!」

気付けば、パーテーションやティッシュケース、思い思いのアート作品なども次々と完成。

机ができた!!

子どもたちは友達と相談しながら、3か所ある図書コーナーのどこに置くかまで話し合い、自分たちで設置。実際に座って使い心地を確かめたり、完成した作品を友達や大人へ嬉しそうに紹介したりする姿が見られました。

最後は、「月曜日、みんなにサプライズだね!」と笑顔で話しながら、それぞれの作品を設置して活動を終えました。

設置!仕様確認完了!!

未来を担うのぞみっこたちへ

みんなは、本を読む場所を作っていたのでしょうか。

それとも、みんなが安心できる場所を作っていたのでしょうか。

大人が「図書コーナーをもっと素敵にしよう」という思いで始めた活動は、いつの間にか、みんなの探究や創造へと広がっていました。

「ここに置いたらいいよ。」「こんなのもあったらいい。」

そんな会話を重ねながら、みんなは環境を使う人ではなく、環境をつくる人になっていました。

PYPでは、学びは教室だけで起こるものではありません。

人との対話や環境との関わりの中で、新しい問いや発見が生まれ、自分たちの世界を少しずつ広げていきます。

新しくなった図書コーナーで、どんな本に出会い、どんな会話が始まり、どんな探究が生まれていくのでしょう。

そして、この経験をきっかけに、

「図書コーナーだけでなく、廊下や遊戯室などの共有スペースも、自分たちのアイデアでより心地よく、もっと楽しい場所にできる。」

そんな気付きが少しずつ育っていったら、とても嬉しく思います。

今回の活動では、友達やこれから図書コーナーを利用するみんなのことを考えながら環境をつくる「思いやりのある人(Caring)」の姿や、廃材を工夫し、新しい方法に挑戦する「挑戦する人(Risk-takers)」の姿がたくさん見られました。

子どもたちの小さなアイデアは、園の環境を豊かにし、新しい学びや探究のきっかけを生み出していきます。

これからも、子どもたちも大人も共に学び、共に環境を育てながら、一人ひとりの学習者像が自然に育まれていく姿を大切にしていきたいと思います。

来月の「大人の登園日」は7月25日(土)です。

PYPC 横山はるみ