IB・PYPだより

【IB/PYPだより】vol.13~子どもも大人も、表現を楽しむ仲間に~

―運動会から続く探究と「大人の登園日」―

のぞみ幼稚園では、毎月1回「大人の登園日」を開催しています。

今回は、子どもたちの正課英語を担当するRifkah先生と「英会話をたのしもう!!」でした。

歌やゲーム、お絵描き、ハロウィンの制作を通して、大人も表現する楽しさに触れました。

また、大人にとっても貴重な体験となったようです。(私は残念ながらお休みでした)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、幼児クラスで取り組んでいる2学期の探究のテーマは、「私たちはどのように自分を表現するのか」です。

まずは、運動会でご覧いただいた子どもたちの姿と、そこに至るまでの道のりをご紹介します。

(掲載画像は10月の「大人の登園日」の様子です)

 

「見てもらいたい姿」を、自分たちでつくる

年少では、「むしむし体操」の最後のポーズを、先生のまねから自分で選ぶようになったり、友だちと同じポーズを楽しんだりする姿が増えました。サーキットでも、自分が挑戦したい高さや進み方を選んでいました。

広い会場では戸惑っても、慣れた保育室では自ら動き出せる子もいます。先生たちは、場所や伝え方、支え方を調整しながら、一人ひとりが参加できる方法を探ってきました。

年中では、パラバルーンの動きを合わせるために、「一緒にせーのって言おう!」「隣の子を見る!」と、子どもたちから提案が生まれました。うまくいかないところを動画で見返し、実際に試してみる。

子どもたちは、家族に見てもらいたい、頑張る姿や笑顔、力を合わせる姿を思い描きながら、言葉と動きをつないできました。

年長では、「一生懸命頑張っているボクを表現する」「みんなで力を合わせることを伝える」という言葉が聞かれました。

自分たちの表現体操を動画で見返し、見る人にはどう映るのかを考え、動きや合図を調整しました。リレーでも走順を相談し、実際に試してから自分の走る距離を決める姿がありました。

こうした選択や話し合いを重ねることも、子どもたち自身が学びを進める大切な経験です。

 

 

 

表現を届けた、その先にも学びがある

運動会当日、年少では大勢の人を前に緊張した様子もみられましたが、戸惑いながらも、その子なりのペースで参加しました。

年中では、繰り返してきた技の成功を仲間と喜び合い、年長では、伝えたい思いを体の動きや表情に込めて取り組んでいました。

その後の振り返りでは、年少から「見てもらって嬉しかった」「楽しかった」という言葉が聞かれました。年中は、心に残った競技や、見ていたお家の人を絵に表し、年長は「みんなで頑張れた」と経験を語り合いました。

同じ運動会でも、心に残る場面や表し方は一人ひとり異なります。

探究は、その後の生活にも続いています。ハロウィンでは、なりたい姿を思い描き、材料や色、形を選んで衣装やお面にしました。年中では、英語のチアで親しんだ表現、”Are you ready?”  “Yeah!” を朝の挨拶でも使う姿があり、年長では、お泊り保育の目標やルールを自分たちで話し合い、実践し、そこには確かに「挑戦する人」の姿がみえます。

表現して、誰かに受け取ってもらい、振り返って、また試す。

行事は、日々続く学びを分かち合う機会にもなっています。

今度は大人も! Rifkah先生と「英会話をたのしもう」

今回の「大人の登園日」では、歌や緊張をほぐすゲーム、基礎的な英文法の練習、自由なお絵描き、ハロウィンをテーマにした制作を楽しみました。

英語を聞いて応じたり、思いついたことを絵にしたり、身近な材料で表したり。子どもたちが日頃経験している表現の楽しさに、大人も触れる機会となりました。

子どもたちの姿を見ることに加えて、大人自身もやってみる。その経験が、子どもの挑戦や迷い、工夫を理解する手がかりになるかもしれません。

「大人の登園日」は、園とご家庭が経験や気づきを持ち寄り、ともに学ぶ場です。

 

子どもたちの表現を受け取り、私たち大人も表現してみる。

目の前の出来事に向き合い、今できる一歩を重ねながら、ともに学びの旅を一緒にわたりきりましょう。

以下、当日講師を務めたRifkah先生と「大人の登園日」主催者の向原園長のコメントを掲載します。

PYPコーディネーター 横山はるみ

Rifkah先生より-活動の振り返り-

The Adult Day was a positive and engaging experience. Parents and children participated in singing, icebreaker games, basic English grammar practice, doodling, and Halloween-themed arts and crafts.

Most participants were actively involved and enjoyed the activities.

The doodling activity encouraged creativity and self-expression, while the grammar practice provided opportunities for parents to use English in a relaxed setting.

Overall, the session successfully promoted interaction, creativity, and family engagement.

(以下訳文)

大人の登園日は、前向きで楽しく参加できる機会となりました。保護者と子どもたちは、歌や緊張をほぐすゲーム、基礎的な英文法の練習、自由なお絵描き、ハロウィンをテーマにした制作活動に参加しました。参加者の多くが積極的に関わり、活動を楽しんでいました。

自由なお絵描きでは創造性や自己表現が促され、英文法の練習では、保護者がリラックスした雰囲気の中で英語を使う機会が生まれました。全体を通して、交流や創造性、家族の参加を促す時間となりました。

 

主催者・園長 向原朋子より

子どもたちに「やってごらん」と声をかけることの多い私たち大人ですが、自分が初めてのことに挑戦するときには、少し勇気がいるものです。英語で話してみる、思いついたことを描いてみる。そんな経験を通して、子どもたちが日々感じている楽しさや、ちょっとした戸惑いにも、心を寄せられるのではないでしょうか。

実は私、学生時代は英語の授業がとても嫌いでした(笑)。それでも、外国の方との交流は今も続いています。知っているわずかな単語とジェスチャーを頼りに、何とか伝えようとしていると、思いが通じてうれしくなることがあります。「話してみたい」「相手のことを知りたい」という気持ちが、苦手意識を少しずつ越える力になっているのかもしれません。

「大人の登園日」は、保護者の皆さんにも、園で学ぶ仲間になっていただきたいという思いで開いています。上手にできるかどうかを気にせず、まずはやってみる。一緒に笑ったり、互いの表現を面白がったりする時間を、大切にしていきたいと思っています。

ご参加くださった皆さん、そして、さまざまな活動を用意してくださったRifkah先生、ありがとうございました。これからも、子どもも大人も、それぞれの「やってみたい」を持ち寄り、ともに学ぶ楽しさを分かち合っていきましょう。